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「強く」そして「しなやか」であるために 竹内春海さんインタビュー

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自分らしさを持ちながら、仕事もプライベートも楽しめる人材を育む「セルフコアコンサルタント」の竹内春海さん。転職、独立と2度の転機を迎えるも、「乗り越えれば大変なことはない」と仕事を楽しむ姿勢を貫いています。次世代の女性に「仕事は楽しめるもの」とキャリアアップしてほしい、そして「強さ」と「しなやかさ」の両方を持ち合わせてほしい。自ら人生を切り開いた経験から竹内さんからのメッセージです。

2度の転機から見えた「自分のやりたいこと」

上智大学卒業後、株式会社博報堂に入社。仕事が好きで楽しくて、人間関係も円滑でしたが、どこか「もやもや」した感覚がありました。40歳で外資系企業に転職し、そのような変化を通して見えてきたものがありました。

中学・高校時代を香港で過ごし、多様な人種・文化・宗教、そして価値観と出会い「人と違うのが当たり前」。しかし、日本的な会社では調和が大切、周囲に合わせる必要がありました。順応性はあったので合わせることはできましたが、今思うと、自分らしさを抑えすぎたのだと思います。それこそが「もやもや」の原因だったと気づいたのが、転職した時でした。

40歳を目前に、自分のキャリアをどうしたらよいのか、迷いが生じました。

「このままでいいのだろうか?」特段出世しようと思っていたわけではありませんでしたが、どうしたいのか、どうしたくないのか、が見えなくなったのがこの頃。
40歳で初めての転職、しかも外国的な文化の企業でポジションは営業部長。どんどん発言しなければいけない立場でした。それまでは、会議で話すのは立場が上の人、その他の人は黙っているのが普通だと思っていました。そこから一転、新しい環境では、自分がどう思うか、どう感じるかを、常に表明することが求められました。戸惑いはあったものの、自分の考えを述べることで、自分らしさがわかり、もやもやがいつの間にか消えていました。

日本の大手広告代理店から未知の外資という世界に出ることには勇気も必要でしたが、自分にとっては、大きな意味をもつ決断だったと思います。日本企業にいるだけではわからなかった外資という世界を知り、又出たからこそわかる日本の企業、外資企業それぞれの特性を知ることができたからです。

二つ目の転機は独立です。のちにJ-BRANDING株式会社を立ち上げることになりました。

50歳を目前にした時、世の中に何かを返す時期に入ったのだ、そのために何ができるだろうか、と思うようになりました。これまでのサラリーマン生活では、知識や経験を与えられ人に育ててもらった。今度は自分が育てる側に、と思い切って独立。一企業人ではなく世の中に出た時、「世の中はなんて広いんだろう」と改めて気付きました。そして、いろいろな人と出会い、価値観に触れる中、考え方や生き方は多様なのだと思い至るようになりました。
起業した方や研修を受ける方の情熱に触れることで、私自身とてもワクワクします。人と人をつなぐこと、個人として人と付き合えることが喜びです。

企業研修を行う「J-BRANDING」に加え、セルフコアを見つける個人向けの「おとな美人 10年計画」も主宰しています。どちらにも共通することは「自分のことは自分で考えよう、自分のことを知った上で決断をしよう」というメッセージです。私は名刺に「セルフコアコンサルタント」と書いていますが、「自分の軸」つまりセルフコアこそがすべての起点。特に次世代の女性たちには自分の軸を持ち、しなやかに社会と関わりながら、キャリアアップしてほしいと思っています。

本当の自分を知り、生かし、見せる

仕事は、単に言われたことをするだけではつまらないですし、面白味がない。どんなことでも面白味は見つけられますが、見つけ方は人それぞれ。自分を知り、自分の価値観を見極めると面白味が見つかり、自然に仕事は楽しくなるのです。

長い間、企業の中で部下を育てる経験を重ねることで、私は人を育てることがとても好きになりました。「これをやってください」「あれをやってください」という指示に従うだけでなく、「これはこうすればいい」という自発的な創意工夫をすると、仕事は楽しくなります。また、指示を出すときは、自分の「やり方」を押し付けては相手に考える余地がなくなってしまいます。自分で自分の考えをふくらませ、仕事が楽しいと思える人が増えてほしい。

また、「自分を知る」だけではなく、「自分を生かしていく」ことが大事。生かし方を自分で考えることで、広がりが生まれます。さらに、自分を「見せる」こと、つまり自分の考えや気持ちを表現し、伝えること、は人間関係構築に役立ちます。個人向けの「おとな美人 10年計画」では、自分らしさをヘアメイクなどの雰囲気、第一印象で伝えることを、ステップを踏んで教えています。自分を知る、生かす、見せる(魅せる)という3つのステップが基本です。

今の女性に必要な「自主性」

今は社会の過渡期ではありますが、自主性を持って仕事ができる女性はまだまだ多いとはいえません。これは個人の問題ではなく、社会的・文化的な影響もあります。

例えば、「仕事は嫌いではないし、続けてもいい。ただし結婚相手による」という意見を耳にすることがあります。これでは判断の軸が自分ではなく「結婚相手」。その人が今30歳だとして、40歳を超えてから「あれ?私何をしているんだろう…」と空虚にならないようにしたい。自分の人生について考え、自主的に取り組むことが大事。自分の人生は必ずありますから。結婚してmy life (私の人生)からour life(私たちの人生)になったとしても、その中でも自分の人生を持つために仕事は大切です。

このような考え方を持つ私は、おそらく日本ではマイノリティかもしれません。「自主性を持ちましょう」と主張しても、人も世の中もすぐには変われない。少しずつ「そうだ!」と気付き、行動を起こして変わっていく緩やかな変化、そうしたしなやかな動きをサポートできればいいなと思います。

外資系企業でのチームメンバー8人中6人は女性でした。皆ハキハキしているし、生き生きとしていた。実はそのような女性たちは、まだまだ少数。日本ではそうした方が増えるには時間がかかると思いますが、一歩を踏み出すことで、少しずつ変わっていってほしいと願っています。

自分を見失わない。「強く」そして「しなやかに」

自分は自分であっても、それを周囲に押し付ければいいわけではない。大切なのは「自分を見失わないこと」。自分の考え方でなく、人のものさしで生きている人は多いですが、これからは「自分のものさし」を意識しましょう。そして、人のものさしも知った上で、お互いの「うまい着地点」を見つけられればそこに調和した人間関係が生まれます。ランスタッド社のコラムでも発信しています。

いわゆる「気が強い」では周囲と調和していくのに足かせになってしまうかもしれませんが、きちんとした自分の軸をもっていれば、調和を模索しながら、自分らしい仕事もやっていけるのではないでしょうか。自分の軸を持てずに終わってしまうのではもったいないですよね。

「強く」そして「しなやか」であることを心に留めておいてほしい。強さだけだと痛いですが、しなやかだけだと振り回されて受け身になってしまいます。両方を持ち合わせれば、周りも、自分も快適。意識するだけで変わります。

「おとな美人」体験会レポート

10月10日に開催された、竹内春海さんが主催する個人向けセミナー「おとな美人 10年計画」の体験セミナーを取材しました。

第一印象は大切。あなたらしさ、あなたの魅力は外見に現れていますか?
そんな切り口から「セルフコア」という考え方を竹内さんは提案します。「人生とは自分の選択」
自分の内面を見つめ、女性らしい、自分らしい魅力を生かしていくためのレッスンでした。

「40歳を過ぎてから「痛い人」「嫌なおばさん」にならない!
若々しさと成熟した内面を持つ女性になる努力が必要」

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他の方から見た自分と、自分で考える自分の違いを知るワークでは、自分の魅力を客観的にとらえることができます。

人それぞれセルフコアは違います。
セルフコアを確認し、人からほめられた経験を確認してみることで、自分の魅力をより発揮できるようになります。

おとな美人のセミナーに興味のあるかたはこちらから

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セミナーに参加した感想
筆者も体験取材としてワークに参加したところ、以前から自分自身のプライベートの課題だと感じていた「リラックス」が浮き彫りになり驚きました。
「おとな美人」体験セミナーは単なる自分探しではなく、自分の魅力を再確認し、いかに生かしていくかを考えるきっかけです。
「セルフコア」を知ることで自分の魅力をより深く知り、成熟した女性になる一歩を踏み出すことができます。

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