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ブックレビュー『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』

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世界的に大きな反響を呼んだ『スタンフォードの自分を変える教室』。

人気著者、ケリー・マクゴニガル氏の新刊が話題です。

この本では、科学的実験にもとづいた「困難を乗り越えて強くなる方法」を解き明かします。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

先日開催した読書会も大盛況でした。

ストレスは力になる?

「ああ、ストレスがたまる…」「こんなストレス、耐えられない!」

これまで、ストレスは悪玉だと考えられてきました。

ハンス・セリエという内分泌学者がラットを使った実験結果に基づき、ストレスをあいまいな定義のまま広めてしまったのです。

結果、「ストレスは人体に害を与える」というイメージが先行してしまいました。

では、「ストレスは悪いもの」という思い込み(マインドセットを)を変えると何が起こるのでしょうか。

ストレス反応は変えられる?

ストレスは生きている限り避けることはできません。

しかし、ストレスに対してどのように反応するかは変えられます。

これまで、人間はストレスに対しては「闘争・逃走反応」を取ると考えられてきました。
猛獣を前にして「武器を持って戦うか、逃げるか」という反応です。

しかし、互いにいたわり、助け合う「思いやり・絆反応」や、一流のアスリートのようにプレッシャーを力に変える「チャレンジ反応」が起こることも判りました。
人間はストレスに適応し、どのストレス反応が起こるかは自分で変えられます。

今抱えているストレスに自分がどのように反応しているか、実際に紙に書き出してみると傾向がわかります。

自分の中にある強さや、他者への思いやりといった感情に気付くことも有効です。

忙しい人は満足度が高い?

突然ストレスが消えてしまったら、あなたはどう感じるでしょうか?

育児や仕事などのストレスが突然なくなると、心にぽっかりと穴が開いてしまう…

ストレスと人生のやりがいはつながっています。

ある大規模な疫学調査では、「非常に退屈」と答えた中高年男性は、心臓発作で死亡リスクが高いという結果も。

あなたの価値観を調べて、ストレスについて語り合うと、自分のやりがいが見えてきます。

この本には自分でできるワークも載っているので、ぜひ一度チェックしてみてください。

逆境があなたを強くする

逆境を乗り越えた経験、苦労から学んだことはありませんか。

「大変な経験があったから、今がある」という成長思考は力の源になります。

人間はストレスに適応することができるからです。

もちろん、強すぎるストレスは心身に害をおよぼします。

極端に劣悪な環境では、共感する心や道徳は消えてしまうかもしれません。

しかし、現代の恵まれた環境では、ストレスは力に変えることができます。

まとめ

ストレスは「害」ではなく、「自分を守ってくれるもの」。

最初はこの考え方に違和感を持つかもしれません。

そんな方も、ストレスへの考え方を少し変えてみると、日常生活で気づくことがあるはず。

ストレスに悩む方、より生きがいを感じたい方は、必読の書です。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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